車を持っていれば、いつでも好きなところに出かけることができます。都会などでは車離れが進んでいるといいますが、普段から自家用車に乗っている人にとってみれば、「車のない生活」などは想像し難く、時間に縛られた公共の交通機関だけで暮らすということは考えられないのではないでしょうか。
いつでも好きなときに好きな場所へ。車には「自由」はあります。
ですが、そんな車にも自由にならないことがあります。それが「駐車」の問題です。

どこにでも車で出かけることができますが、出かけた先で必ず考えなければいけないことが「駐車場」のことです。停める場所がなければ、車を降りることができません。
特に、都市部などでは駐車場が明らかに足りない場所もあります。
そして休みの人もなれば場所によってはあっという間に「満車」ということもザラです。
そして15分単位で刻まれる駐車料金。安くないガソリン代や道路の渋滞、そして空きを見つけるのが大変なパーキング、見つけたとしても高い駐車料金、さらには自家用車を維持するための費用などを加味すると、「なぜ車を持つのか」と、自家用車を持たない方は不思議に思うかもしれません。

しかし、それを上回る「自由」が車にはあります。費用的な面がクリアできれば、車に普段から乗っている人は「ないことが考えられない」のです。

パーキングはさまざまな場所で、さまざまな形態で存在しています。
場所によっては特定のシーズンだけ、駐車場として活躍するようなものもあります。
特定のシーズンに活躍するような駐車場の典型とあいては海辺の駐車場などがあります。
海水浴客のためにそのシーズンだけ駐車場として開放されるのです。もちろん有料です。その土地を持つ人が、浜辺への利便性が高いだろうということで、その土地を駐車場として開放するのです。
海の家の利用とセットになっているような場所もあり、シーズンともなると人が沢山レジャーに訪れます。そのようなシーズン限定の駐車場はその土地に暮らす人にとっては貴重な収入源になっていることもあります。ですが、シーズンが外れると駐車場としてはなりを潜め、違うことに使われたり次の夏まで静かに待つようなことになっているところも多いでしょう。

私たちが普段利用するパーキングは、実はその「海の家の駐車場」の延長線上にあります。デパートやテーマパークなど、あきらかに人が集まる歯所に施設の建設と共にあらかじめ用意されたものではなくて、街角の一角にあるようなパーキング、いわゆる「コインパーキング」といわれるような駐車場のほとんどがその土地を「所有」する人がその土地を有効利用しようとした結果の姿です。
その利用方法が私たちのニーズと合致していれば、なかなか空きがない大人気のパーキングとなり、あまり利用されないようであれば、たまたまその場所の近くに用がある方にとっては便利なパーキングスポットとなります。
もちろん、「オーナー」はそのパーキングが繁盛すればするほど良いのですが、利用者にとってみれば「使い時に空いている」という状態のパーキングの方が利便性が高いものです。

さまざまな場所にさまざまな理由であるパーキング、車ででかけるときには決して度外視出来ない存在です。
車に乗っている以上、乗り続ける以上、必ず使用しなければいけないのがパーキングなのです。

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