最大○○円というパーキング
目的地付近に複数のパーキングがある場合、さまざまな条件でパーキングを選ぶと思います。広さや停めやすさなどはもちろん、「料金」がもっとも重要な要素ではないでしょうか。同じ時間駐車するのであれば、当然安い方がいいに決まっています。コインパーキングの料金は周辺のパーキングの相場やその場所の地価に左右されるものです。都市部や繁華街では当然高くなるでしょう。ですが、そのようなパーキングの中でも「一定の金額を売りあげればそれでいい」と割り切るようなオーナーもいるようです。
そのようなパーキングは、「最大何時間まで上限いくら」という設定をしている場合があります。パーキングの利用が長時間になるとわかっていれば、そのような設定をしているコインパーキングの方が断然「得」になるわけです。ですから、15分単位の料金が割高でも、必要な駐車時間を加味すると結果が変わってくるのです。
そのような情報は、ほぼ必ずコインパーキングの看板にわかりやすく書いてあるものです。コインパーキングの集客は主に「看板」にかかっています。それも通行中の車に対してひとめで情報を伝えなければいけないので、看板に掲載されている情報はもっとも重要です。そして、「パーキングであること」が瞬時にわかるトーンマナーも踏襲しておかなければいけません。看板の出来不出来でそのパーキングの集客は大きく左右されるでしょう。ですから、「最大○○円」という情報はパーキングの看板を見ればまずわかることであるはずです。集客するうえでの大きな特長であり、「ウリ」であるからです。
いちいち停車して、「このパーキングには上限設定はあるかな?」とわざわざ降りて確認する必要はありません。「8時間以内であれば最大2,400円」などと大きく記されていないパーキングにはそのような料金体系はないと考えてよいでしょう。あとは系列のコインパーキングなどであれば、インターネットで調べるという方法もあります。
少しだけ駐車出来ればいい、という用向きの方はまず間違いなく「パーキングメーター」が便利でしょう。さらに経済的でもあります。時間の目安としては30分から1時間程度であればパーキングメーターを探してもいいでしょう。ですが、あまり数が無いというのが難点ではあります。そして、所定の時間を超過してしまうと「駐車違反」になってしまうのも痛いところです。
駐車するための用事が「1時間では終わりそうにないな」という時はなるべく時間単価の安いパーキングを探すのが最善です。2時間や3時間ではおおよそ最大いくらまで」という上限に達しないからです。駐車時間がその程度であるならば、迷わずに1番時間単価のやすいパーキングを探しましょう。そして駐車時間が4時間以上になると確定している方は、「最大いくらまで」というパーキングを利用するのが最善です。その料金を時間や分で割ってみたらわかるはずです。
これは心理的にも楽です。「あまり停めると駐車料金が心配」ということが頭をよぎってしまうものですが、「上限いくら」とわかっていればあらかじめその日の駐車料金がわかるのです。料金がわかっていれば、安心してその日の用事に専念できることでしょう。また、一日の予算も立てやすいというものです。
そのようなパーキングは意識して看板をチェックしていれば案外多くあるものです。気をつけたいのはそれが休日だけのシステムであったり、夜だけだったりする点です。「最大いくら」ということだけは大きく書かれていて、その他の条件が見づらいということはよくあるようですその点は注意した方が良いでしょう。「書かれていない」ということはないので、「看板をみるコツ」のようなものを掴めば停める前に条件を把握することができるでしょう。